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もつの食べ方にはどのようなものがある?日本と世界のもつ料理を紹介

2021年06月24日
もつの食べ方にはどのようなものがある?日本と世界のもつ料理を紹介

もつはホルモン焼きや煮込みのイメージが強いのですが、日本をはじめ、世界の各地にはさまざまなもつの食べ方があります。

今回は、日本と世界各地のもつ料理を紹介していきます。さまざまなもつの食べ方を探っていきますので、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてください。

日本各地のもつ料理

まずは、日本で知られている主なもつ料理について解説していきます。

「塩ホルモン」

北海道旭川市では、塩ダレにつけたもつを七輪で焼く「塩ホルモン」が有名です。もつを焼く前にガーリックパウダーを振り、玉ねぎと一緒に焼きます。

「気仙沼ホルモン」

宮城県気仙沼市では、味噌にんにくダレにつけた「気仙沼ホルモン」がソウルフードとして定着しています。もつを味噌にんにくで下味をつけ、七輪でじっくり焼きます。

そしてウスターソースをかけた千切りキャベツと一緒に食べるのが「気仙沼ホルモン」の特徴です。

「岩沼とんちゃん」

宮城県岩沼市では、生のもつをジンギスカン鍋で焼く「岩沼とんちゃん」というホルモン焼きが一般的です。岩沼とんちゃんのタレは醤油ダレと味噌ダレがあり、好みに合わせて選ぶことができます。

「厚木シロコロ・ホルモン」

神奈川県厚木市では「厚木シロコロ・ホルモン」と呼ばれるホルモン焼きが有名です。網でもつを焼くと丸まってコロコロになるということからその名前がつけられたそうです。

こちらは味噌や醤油、豆板醤やすり下ろしにんにくなどで作ったつけダレでもつに下味をつけ、七輪で丁寧に焼いてから食べます。

「とんちゃん」

岐阜県飛騨市神岡町では、タレをつけたもつをキャベツや玉ねぎと一緒に焼く「とんちゃん」がご当地グルメとして有名です。残った煮汁にうどんやご飯を入れると、よりおいしいシメとなります。

「とんちゃん鍋」

山口県下関市のホルモン鍋は「とんちゃん鍋」と呼ばれており、使われる食材はもつ・キャベツ・もやし・ねぎなどが一般的です。これらは水を使わずに調理を行い、野菜から滲み出る水分で味噌ダレを薄めて食べるというスタイルとなっています。

「もつ鍋」

福岡県博多市の名物料理の「もつ鍋」で使われる食材は、もつ・キャベツ・にら・ごぼうなどです。また、にんにくや赤唐辛子、ごまなども使われることがあります。

あっさりとした醤油スープでさっと火を通して食べるのが博多風で、シメにはチャンポン麺が合います。

「筑豊とんちゃん」

「筑豊とんちゃん」は、福岡県筑豊地方のホルモン焼きです。使われる食材はもつ・玉ねぎ・キャベツ・もやし・にら・木綿豆腐などであり、こちらもとんちゃん鍋と同様に、水を使わずに調理します。

なお、韓国料理店での取り扱いが多いため、もつの下味として焼肉のタレが多用されています。

「どて煮」

愛知県名古屋市を中心に食べられているのが「どて煮」です。こちらはたっぷりの八丁味噌や砂糖、みりんなどでもつを煮込んでいきます。

「中身汁」

琉球料理の「中身汁」は、もつをカツオとしいたけの効いた汁で煮込んだ汁物料理です。一般家庭での食事だけでなく、結婚式の定番メニューにもなっています。

海外でのもつの食べ方

日本だけでなく、もつは海外でもメジャーな食材として知られています。ここからは、海外でのもつの食べ方について解説していきます。

スコットランド

スコットランドの「ハギス」は、羊の胃に肝臓や心臓、肺やつぶしたオート麦などを詰めて作る料理です。味付けには基本的に塩コショウが使われますが、スコットランドらしいスコッチも使われます。

イングランド

イングランド北部の「トライプ・アンド・オニオン」は胃袋と玉ねぎのスープです。また、イングランド中部地方には、肝臓と肉で作ったミンチに崩したパン・ハーブ・玉ねぎを混ぜて作った「ファゴット」という伝統料理があります。

ドイツ

ドイツの「クローンキュッヒェ」は横隔膜のステーキです。また、「ザワークッテルレ」は牛の胃のトマト煮込みで、フライドポテトと一緒に食べられています。

そして「マルククレッシェン」は骨髄で作られた団子のことで、ある地域では結婚式に出されることもあるそうです。

フランス

フランスの「トリプー」は、羊の胃にエシャロット・にんにく・羊の足や臓物などを詰め、白ワインとブーケガルニで煮込んだ料理です。

また、カーン地方に伝わる「カーン風煮込み」は、牛の胃(ハチノス)をシードルやカルバドス(リンゴの蒸留酒)を煮込んで作るスープであり、フランスの家庭料理の1つとして親しまれています。

スペイン

スペインには、ハチノスをガルバンゾやチョリソー、トマトなどと一緒に土鍋で煮込んだ「カジョス」という料理があります。

イタリア

「トリッパ」はイタリア語でハチノスのことです。イタリアではトリッパをトマトなどと一緒にトロトロになるまで煮込みます。

インド

「チャクナ」は山羊の臓物などをスパイスとともに煮込んだ南インドの料理です。ほどよい辛みがあり、クセになってしまう方も少なくありません。

メキシコ

「メヌード」は胃袋・とうもろこしをトマト・スパイスで煮込んだ料理で、二日酔いに最適といわれています。また、「タコス・デ・トリパ」は揚げた胃をミンチ状にして具にしたタコスです。

中南米

「モンドンゴ」はハチノスをトマトや野菜やハーブと煮込んだ料理であり、カリブ海の国々で広く食べられています。

まとめ

今回は、日本をはじめ世界各地のもつ料理について解説しました。もつには色々な食べ方があり、楽しみ方も人それぞれです。日本中、そして世界中で愛されるもつ料理を、一度味わってみてはいかがでしょうか。

「株式会社 Def eat」は、さまざまな料理を提供する飲食店を経営しており、これまで多くのお客様においしいもつ料理をお出ししてきました。また、通販での注文も随時受け付けておりますので、ご用命の際はお気軽にご連絡ください。
 

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